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■窓の防犯強化には、侵入までの時間を引き伸ばす工夫を! |
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窓についている半円状のレバー金具はクレセント錠と言い、いわゆる通常設置されている「窓の鍵」です。 しかし、この鍵はガラスさえ割ってしまえば誰でも簡単に開けることができてしまいます。窓からの侵入を防ぐためには、いくつかの工夫が必要になります。 例えば、フィルムを貼ってガラスが割れにくくなるようにする、クレセント錠を開けてもすぐには窓が開かないよう補助ストッパーを付ける、クレセント錠にさらに鍵を付けるなどの対策です。窓の防犯を強化するためには、これらの工夫を行い、侵入するための作業にいかに時間をかけさせるかという点が重要です。 時間さえかければいつかは入ることができてしまうのですが、手間を増やすことで侵入されるまでの時間を引き延ばします。侵入まで時間がかかることが、泥棒が嫌う防犯対策です。
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■「光」と「音」で威嚇!見ているかもしれない…と感じさせる「人の目」が守ります! |
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泥棒が嫌がるものの代表に、「光」と「音」そして「人の目」があります。例えば、人が近付くとライトが点灯するようなセンサーをつければ「光」、人に反応してアラームが鳴るものであれば「音」によって不審者を威嚇できます。 突然眩しくなったり音が鳴れば誰かが様子を見にくる可能性がありますから、同時に「人の目」を感じさせる効果もあります。さらに鍵を複数取り付けるなど、侵入までにかかる手間を増やすことも大切です。特に鍵を増やすことは、鍵が複数あればあるほど、開錠までにそれだけの手間がかかります。 泥棒にとっても手間のかかる家だとすぐに分かるので効果的です。泥棒にしてみても、鍵が2つ、3つと付いていたら「ここは防犯意識が高い家なんだな」と感じて敬遠するでしょう。
また、抑止効果が期待できるという意味では、防犯カメラを設置することが1番効果的です。今の時代に防犯として1番効果的なのは、防犯カメラかも知れません。 防犯カメラは、ほぼ「人の目」であり、見られることの最たるものです。防犯カメラがあると、泥棒は自分の姿をいつどこから見られているかわからない不安感に襲われますので、設置されている場所には近づきにくくなります。 防犯カメラの存在により、家主や持ち主は高い防犯意識を持っているということもアピールされて、泥棒も手出しできなくなるはずです。
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よくスペアキーを玄関先の植木鉢の下に隠してみたり、ポストに入れておいたりする方がいらっしゃいますが、これらの行動は1番やってはいけないことです。鍵を隠した姿やポストに入れている動作をどこで誰に見られているか分かりません。万一悪意のある人間に見られてしまったら、いとも簡単に侵入されてしまいます。
また、鍵の隠し場所を知られたという場合に限らず、泥棒が「鍵のありそうな場所を探す」ということもあります。 先にターゲットを定めて侵入するのではなく、とりあえず目に付いた家に近づき、鍵が隠してありそうな場所を探して回ります。もしも発見できたら、そのままその家に侵入するというわけです。マンションの集合ポストなども同様です。泥棒は、集合ポストを片っ端から開けていくそうです。 そして、もし鍵を見つけたら、それを抜き取り部屋まで盗みに向かってしまいます。集合ポストの場合部屋番号も同時に分かるので大変危険です。ポストに施錠可能な物件であればまだ良いのですが、古い団地などの建物ですと鍵が付いておらず、誰でも簡単に開けることができてしまいます。
泥棒は、必ずしも初めから盗みに入る家をマークしているわけではないので、誰もがターゲットになり得ます。もちろんあらかじめ下見をして侵入先を定めている場合もありますが、それが全てではありません。例え鍵を隠す場面を誰にも見られなかったとしても決して安心はできません。泥棒は常に鍵を探していると思ってください。鍵を発見されれば、その瞬間からターゲットになってしまいます。
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■ご自宅の建物だけでなく、車もバイクも防犯が必要です! |
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車社会の現代は、いわゆる車上荒らしも多く存在し、窓を破って車の中に侵入されるケースが見受けられます。駐車場に停めてある車の中の荷物を狙って盗んだり、カーナビやETCを外して盗まれて転売されてしまうケースもあります。 荷物を見えないところに置いておくなどの対策も必要ですが、駐車場に限らず自宅の敷地も狙われがちですので、高価なものを入れっぱなしにしないことも大切です。
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言い出せばきりがありませんが、すべての基本となることは防犯意識を持つことです。 実際のところ泥棒が最も行うことが多い侵入手口は、「鍵のかかっていない扉からそのまま入る」ことです。もちろん悪いのは泥棒であって、鍵がかかっていないからといって侵入して良い道理はありません。しかし、防犯意識さえあれば被害を防げた可能性が高いこともまた確かです。 「少しの間だから…」「うちは大丈夫!」と高を括ってはいけません!「狙われるかも知れない」という意識を持ち続けることが重要です。
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